fc2ブログ

SACHIKO AYA

イラストレーター綾幸子のブログです。

2023-12

歌舞伎LOVE

昨年、久しぶりに歌舞伎座で一幕を見てから、何となくはずみがつき
歌舞伎、また見たいなあとおもってました。

気にいったのは、歌舞伎座の注意書きです。

コンサートなんかだと、勝手に録音などしているとコンサート中止云々、、
という結構厳しい感じなんですが、
歌舞伎座は、そういうことをしているひとは、
いけないのを知らないのかも知れないから、教えてあげてくださるか、
知らせてください、、と言う書き方なんです。

うーん、歌舞伎座は性善説を信じているんだあ。

新聞で、五月の團菊祭で通しで、白浪五人男を上演するのを知り
見に行ってしまいました。
知ってるのは「雪の下浜松屋の場」と「稲瀬川勢揃の場」で、
五人男の間柄が良く判らなかったので、。
kabukiza200805_handbillthumb_1.jpg

とはいうものの三階席。ビンボーです。
悲しいかな、花道が見えないのよね。

でも菊五郎、お綺麗でした。


やっぱり歌舞伎、いいなあ!なんて思っていたら、六月のある日。

このところ「風雲児たち」(BYみなもと太郎先生です。)で
歴史をおべんきょしているワタクシです。
丁度平賀源内のところを読んで「くうー、源内かわいそー」と思っていたら
国立劇場のポスターを発見。

「神霊矢口渡」を演るぢゃありませんか。
作者「福内鬼外」は平賀源内のペンネームなんです。
神霊矢口渡

なんだかご縁を感じるなあ。
関係ないけど矢口渡には友達も住んでいるのでした。

歌舞伎鑑賞教室も懐かしく(高校生の時、学校で毎年いってました)
楽しくみてきました。

これは解説本もついてるし、初心者にもおすすめです。
お芝居も一幕ですし。

頓兵衛という冷酷な男がでてくるのですが、
「たとえ釈迦牟尼如来が還俗して願ったとて、
この持って生まれてきたきた性根はもはやこの年では直らない」
といった台詞(うろおぼえ)があって
この頃の人としては、すごいこと言わせてるなーってびっくりしました。

人形浄瑠璃が原作なので、人形振りの演出もあるみたいですが今回は違いました。

更に弾みがつき歌舞伎座で、また一幕「生きている小平次」を見てきました。
これは、演出がちょっと映画のようで、またひと味違ったお芝居でした。
kabukiza200806_handbillthumb_1.jpg

最初の舟に乗ってるシーンなんて溝口健二みたいでした。

よーし、七月も行くぞー。


コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://aya375.blog81.fc2.com/tb.php/66-1178749a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 | HOME | 

ブログ内検索

プロフィール

綾幸子

Author:綾幸子
イラストレーター。
セツモードセミナー研究科卒業後、装丁・挿画、雑誌や、広告でのイラストレーションなどを手がける。
絵本に、「パーティしよう!」「へんしんしよう!」(福音館書店)などがある。
広告の仕事に、鉄道会社ポスター、住宅不動産会社ポスター、パンフレット、百貨店でのワークショップなどがある。

綾幸子 Twitter

カレンダー

11 | 2023/12 | 01
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 - - - - - -

カテゴリー

最近の記事

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

リンク

このブログをリンクに追加する